柳生武芸帳 片目の十兵衛

(C)東映
「柳生武芸帳」シリーズ第5作。 将軍家指南役の柳生家は今を時めく勢いで、将軍家光の信任あつい老中松平伊豆守と縁つづきでもあった。伊豆守の失墜を狙う若年寄稲葉美濃守が“柳生武芸帳”の公開を迫ったのは、それが柳生石舟斎が家康の命で逆意を抱く者を調べた際、わざと一味に加わった時の連判状であったからだ。苦境に立つ柳生但馬守は当時の生き証人里見忠義の蟄居先である宇都宮へ、弟十兵衛を派遣したが、一足遅く、忠義は何者かに殺されていた。

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